78. RM Noise AIノイズリダクション
アマチュア無線向けに開発されたAIノイズリダクションツール「RM Noise」だが、2024.3のeHam.net記事でも紹介されてから約2年経ち、収集したデータにより学習され良くなったようだ。YouTube サイトはここ
「RM Noise」はネットでサイトのサーバーにアクセスしてNoise除去を行った音声を返してくる方法だ。
RM Noiseのサイトにコールサインなどのアカウントで登録しPCにソフトをダウンロードする。
仕組みはPCのマイクラインにトランシーバーのスピーカーの音声を入力しパソコンのスピーカーからノイズが除去された音声がAM放送のように聞こえるようになる。
ただしPCの性能やネットの遅延があるもアジアはシンガポールにサーバーが設置されたことにより遅延は少ないとされる。
シンガポールはヤスミ財団とシンガポールアマチュア無線連盟の支援でボランティアで運用されているとか。
具体的には
RM Noiseはクラウド上のAIを利用して無線信号(SSBやCW)から不要なRFノイズをリアルタイムに識別・除去する仕組みで動作する。
一般的なPCオーディオ用のノイズフィルターとは異なり具体的な仕組みは以下の通り。
PC端末に取り込まれた音声データはインターネットを通じてRM Noiseサーバーにへとリアルタイムに送信される。
AIによってサーバー上の音声から必要な人間の声やCWトーンをの特徴を識別する。
同時にアマチュア無線特有のフロアノイズ、空電ノイズ、パタパタレーダーノイズ、太陽光発電ノイズなどの不要なRF雑音のみを判定して音声からゴーストのように消し去る。
AIによりクレンジングされた綺麗な音声データーはPCに送り返されてスピーカーから再生される。
この往復処理によるネットの環境にもよるが遅延は約100ms~約150ms以下であるとされる。
AIによるnoise学習機能
ユーザーは自局無線局の受信環境を約30分間録音しサーバーに送信することによりそのデーターを用いて特有のノイズパターンを学習するがしかしすでに多くのユーザが録音データを送っているのでAIモデルが学習されてより高度で不自然さが少ないノイズ除去機能が可能になるサイクルが組まれている。
インストールと設定
・「RM Noise」をGooglから検索してリンクから最新のクライアント版をダウンロードする。
「RM Noise-Removing noise with AI」をクリック
①→ https://rmnoise.com/
→ Windowsソフトウエアをダウンロードをクリック
・インストール
rmnoise-setup-0-21-9-7.exe (2026.08.29)
・ユーザ登録
新規アカウントの登録はブラウザでRM Noise公式登録ページにアクセスする。
②→ https://ournetplace.com/rm-noise/account/registration/
ユーザ名 ※1 コールサインなど
パスワード
フルネーム
メールアドレス
Comments ※2 コールサインを持たない人はコメントを入れるとよい。
入力後にRegistを押す
※1 コールサイン以外でも可能。PM85XXやSWLXXXXなどの形式でもよいがコメントが必要かも。
※2 Comments欄に英語で 「I am a Short Wave Listener (SWL). I don't have an amateur radio license, but I love listening to HF/BCL.」(私はSWLです。アマチュア無線の免許はありませんが、短波・BCL受信を楽しんでいます) と一言添えて申請すれば、運営側も安心してアカウントを承認してくれるとか。
申請後、承認されたかどうかはアプリにIDパスワードを入れてRMnoiseが動作すればOKである。10分ぐらいでわかる。
無線機からPCへのマイク入力
無線機からの入力はaudio-technicaのヘッドホン付属のミニプラグ変換プラグにamzonで購入した3.5㎜φステレオミニプラグケーブルをPCのマイクジャックに入れた。
PCにマイク入力がない場合はamazonでUSBオーディオ変換アダプタが販売されている。
PCのスピーカーから音を聞く方法
Windows11ロゴキー+iキーを同時に押して
システム→サウンド で設定する。
マイクとスピーカーの設定はPC側とRMnoiseのソフトの設定がある。RM noiseの設定は記事の画像を参考に。
無線機側の設定(FT2000Dの場合)
・DNRノイズリダクション及びNBノイズブランカーはOFFにする
・SSBモードにおける帯域は2.8KHzとする。
・AGCはFASTかMID/SLOWも歪まなければよい。
CWモードではサイドトーンが500Hz~2.4Hz程度とされているがCWは使用していない。
かつて使ったJPS NIR10ノイズリダクションだとリダクションを強くするとこもった音になりシュルシュルという電子音が残ったりするがRM Noise は会話がないときはは無音でノイズだけが消滅した感じになる。
左側にあるスライダーでノイズ除去を調整できる。
強い相手局なら100%で問題ないがノイズに埋もれている局は聞こえなくなってしまうので聞きやすいところで聞く。80%位にしておくと良さそうだ。
人によってはこもった感じになる場合があるがそれはその局は低音を出しすぎていることがも原因かもしれないが設定により解決するかもしれない。
導入後しばらく使っているが遅延はあまり感じられない。
音楽を流している局を受信したらクリアな音では無くなっている。
3.5MHzバンドで非常に迷惑なOTHレーダーの強烈なパタパタ音も聞こえないレベルまで消すことができるとあるがまだ聞こえてないのでこれは後日テストする。
LinuxのOSではRMは削除を意味する。RM Noise 製作者はRandy Williams/K5QE
最近YouTubeのmusicでAIカバー曲がアップされているがかなりの高音質で人と聞き分けがつかないほど進化している。今のAIはここ半年でものすごい進歩がしている。
2026.09.04
ご注意:-本記事は自分の忘備録なので設定などすべて自己解決にしてください。お問い合わせにも対応しません。
